佐々木正美先生のホスピタリティー
今日6月28日は児童精神科医の佐々木正美先生の命日(2017)。
佐々木正美先生の推奨する「過保護のすすめ」は、言い換えれば過干渉への警告。
過保護で育てられたこどもが「ボクわたしってこんなに可愛がってもらえて幸せ。こんなに大切な存在なんだ。」と認識出来る年頃になると、自分を大切にし、可愛がってくれた親をジージーバーバを大切にする。親になって自分の子供を大切にする。つまり命を大切にする人になる。
過保護で育ててもらわなかった場合、つまり乳幼児~幼少時に欲求を満たしてもらえなかった場合、ある時期から欲求を満たすために攻撃的・過激的な行動に出る。そのためには自分も他人も傷つけるような行為にでる。このことは、過干渉で親の希望欲求が優先さていた場合、つまり本人の思いと違うことばかりの環境で育てられた場合も然り。
また親の干渉に我慢して我慢して育った子ども(いわゆるいい子)はある時期から我慢が出来なり、自分のそして他人の命を粗末にすることがある。
我慢できる子は寛容な心の人に育てられると身につくのです。アメリカンネイティブインディアンも同じことを言い残しています。
過保護は甘やかしではありません。寛容な心です。人間の基礎作りのため、根を生やすために必要なことです。
過干渉って砂上の城作りではないでしょうか?将来、崩れます。